“勉強の道具”としての勉強法について書きます。有効であると認められた勉強法にはどんなものがあるのか、等。
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試験勉強は必ず計画的に行います。そうでないと、合格など覚束ないですよね。
試験勉強の計画はバッチリ作ったものの、直ぐに挫折してしまったという経験はありませんか?大半の人はそんな経験があるでしょう。
挫折しない勉強の計画を作るには、ちょっとしたこつがあるのです。
初めから、計画通りに進まない事を前提にして、進捗の遅れを回復する時間的な余裕を儲けておくのです。「1週間のうち、土日は予備日にしておこう」といった感じです。
でも、ここで1つ注意が必要です。予備日を設けたからといって、初めから力を抜いたのでは意味無いんですね。なぜなら、そうすると予備日があってもスケジュールを守れなくなってしまうからです。
計画を立てるときは予備日を設ける。
実行する時は予備日を忘れる。
これが、こつです。
勉強に暗記は必要ですが、思考停止の丸暗記はダメです。なかなか覚えられない上に、覚えた知識もすぐに忘れてしまうでしょう。
効率的に記憶するためには、工夫が必要なのです。工夫とは、
★ 記憶を印象付ける理屈を理解する(or 考える)。
★ 記憶を印象付ける特徴を見つけ出す。
★ 記憶を印象付けるイメージと結びつける。
★ 記憶を印象付ける語呂合わせで覚える。
★ 他の知識と関連付けて覚える。
などがあります。
要するに、これから覚えようとしている事項に関して、よく観察したり、納得したり、感情を動かしたりして、脳が忘れ難い状況を作る必要があるのです。
トータルで同じ時間勉強するなら、なるべく復習に多くの時間を割り当て、復習の回数を増やすようにした方が成績が上がります。コリン・ローズの「加速学習法実践テキスト」の中に、そのような実験結果が紹介されています。
基本的には、復習1回の時間を短くしても、復習の回数を増やした方が効果が大きい、という事のようです。
復習の回数を増やすには、復習する必要がない部分を如何に省くかがカギです。
しかし、これは小まめにテキストや問題集に印を付けることでほぼ解決します。例えば、問題集で解いた問題に次のような印を付ければ、復習する時に役立ちます。
丸(○):正解した。復習の必要なし。
三角(△):正解だったものの、不安あり。要復習。
バツ(×):不正解か解答できず。要復習。
横線(-):解答を読んでも理解できず。直ぐにでも復習の必要あり。
(これらの印や分類にこだわる必要はありません。都合のよいように決めてください。)
速読同様、速聴も頭の回転を速くする効果があるとされています。そこで、注目すべきなのが「音声教材」です。
現在、いろいろな試験対策用の音声教材が開発されています。それらの中には、高速再生のバージョンが用意されているものもあります。これは、音声教材を速聴するのが効果的だからです。
速聴の一般的な効果である「頭の活性化」の他に、1講座分を復習する時間を短縮できるというメリットもあります。単純に考えて、2倍速再生なら半分の時間で済みますよね。時間的に切羽詰っているときには、特に有効でしょう。
「脳トレ」を兼ねながら、高速に学習を進められるのが音声教材なのです。
小野たかひと氏の「行政書士試験短期合格術」が優れているのは、
● 出題傾向と配点から勉強の優先順位を明らかにした
● 受験者に共通するウィークポイントを明らかにした
● そのウィークポイントに対する対策を明らかにした
からです。ここで、“ウィークポイント”というのは民法の記述問題のことです。
民法の記述問題に対しては、「民法攻略虎の巻テキスト」という、行政書士試験に特化したテキストを用意しています。これ、ありそうで、意外と無かったんですね。