“勉強の道具”としての勉強法について書きます。有効であると認められた勉強法にはどんなものがあるのか、等。
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受験勉強でも、その他のスキルアップのための勉強でも、きちんと目標を設定して努力しないと成果が得られません。そのとき、目標の設定の仕方によって、大きく成果が変わることがあります。これは、目標自体が感情や行動に影響を与えるからです。
まず一般論として、目標は高すぎても低すぎてもやる気を引き出すことができません。高すぎる目標は達成するプロセスが全くイメージできず、現実感がありません。あまりの高嶺の花には、人は行動を起こせないのです。そんな場合は、現実感が感じられる程度に、複数のステップに分けて、各ステップの小目標を達成するようにしましょう。
逆に、低すぎる目標は達成自体はしやすいでしょうが、必死にならない可能性が高いので、能力を十分に発揮することができません。入学試験で言えば、もっと難しい学校まで合格可能なのにチャレンジしないという結果になりがちです。
これと似た状況は、目標達成が近づいた時に誰にでも起こる可能性があります。9割方ゴールに近づくと、ほっとして力を抜いてしまう人がいます。しかも、無意識に脳が力を緩めたりするのです。そうすると、最後の1割がなかなか埋まらなかったりします。競争だと、最後に逆転されてしまうことになります。
この問題に対する有効な対策は、目標を少しだけ高いところに設定しておくことです。目標まで9割というときには、実は本当の目的は達成されているようにするわけです。このテクニックがうまく行くかどうかは、少しだけ高く設定した目標を真の目標と思って取り組めるかどうかにかかっています。
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