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“勉強の道具”としての勉強法について書きます。有効であると認められた勉強法にはどんなものがあるのか、等。

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勉強のプロセスを考えてみると、今まで知らなかった知識を頭の中にインプットし、それをアウトプットしてみて確認し、もう一度インプットしなおす、という作業を繰り返すことになります。アウトプットの方法としては、問題を解いたり、ノートに整理したり、他の人に教えたり、・・・とにかく頭の中の記憶を引き出す作業なら何でもアリです。


アウトプットの効用は大きく3つあります。


1つ目は、知識が十分に定着しているかどうかを確認できること。
2つ目は、アウトプットの過程で理解や記憶が深まること。
3つ目は、記憶しているはずの知識を引き出してくる練習になることです。


特に、3つ目は盲点となりがちなことなので要注意です。つまり、記憶にあっても必要な時にすぐに思い出せない場合があるのです。いわゆる「度忘れ」の類です。試験のときには、問題を解くために必要な知識は記憶しているのに、実際にはスムーズには思い出せなくて問題を解けない、ということになったりします。


その原因は、脳の中で記憶がある場所と、記憶を引き出そうとしている場所が異なることにあります。記憶を引き出すための「回路」を作らないと思い出せないわけです。その回路は、アウトプットによって作られるのです。


 

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