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“勉強の道具”としての勉強法について書きます。有効であると認められた勉強法にはどんなものがあるのか、等。

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楽しかった思い出や、悲しかった出来事など、感情が大きく動いた時の記憶は長期的に残ります。事実上消えないものも少なくありません。これは、勉強についても言えることです。


興味深くて感動しながら学んだ事は、そう簡単に忘れません。内容そのものでなくとも、例えば楽しい雰囲気で覚えた事や、とんでもない勘違いをして恥ずかしい思いをしながら覚えた事は、やはり忘れにくいです。


とにかく、感情が動いている状態で勉強すると記憶に残りやすいのです。これは脳の働きの特徴なので、意図的に応用したいものです。事務処理的に勉強するのではなく、感情の起伏が伴うような工夫をするのです。


例えば、


おもしろいと感じられるところはないかとか、
楽しく学習できる教材はないか、と探してみる。
意識して勉強する環境を変えてみる、


など、いろいろな事ができるはずです。

 

 

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受験勉強では必ず優先順位を考慮した勉強のスケジュールを作らなければなりません。勉強することは膨大にあるのに、試験までの時間は限られているからです。受験勉強以外のスキルアップでも似たようなケースはたくさんあります。


受験勉強の優先順位を考えるときに、マトリックスで考えるとわかりやすいですね。マトリックスとは、いくつかの評価軸の組み合わせのことです。


例えば、試験科目の分野ごとの優先順位を考えるのに、出題頻度という軸と、自分が得意・苦手という軸(もしくは習得の難しさという軸)の組み合わせで考えるのです。2次元の表かグラフに表すと視覚的にわかりやすいです。


このような組み合わせで考えると、よく出題されて苦手な分野や、よく出題さるけど得意な分野、あまり出題されないけど苦手な分野など、いろいろなポジションの分野に分けることができます。


よく出題されて苦手な分野は、真っ先に対処しなければなりません。その次に、よく出題さるけど得意な分野をさらに強化するのか、あまり出題されないけど苦手な分野を攻略するのかは、試験日までの時間やボーダーラインの得点、戦略などによって異なるでしょう。


いずれにしても、マトリックスで考えるのがわかりやすいです。


 


受験勉強でも、その他のスキルアップのための勉強でも、きちんと目標を設定して努力しないと成果が得られません。そのとき、目標の設定の仕方によって、大きく成果が変わることがあります。これは、目標自体が感情や行動に影響を与えるからです。


まず一般論として、目標は高すぎても低すぎてもやる気を引き出すことができません。高すぎる目標は達成するプロセスが全くイメージできず、現実感がありません。あまりの高嶺の花には、人は行動を起こせないのです。そんな場合は、現実感が感じられる程度に、複数のステップに分けて、各ステップの小目標を達成するようにしましょう。


逆に、低すぎる目標は達成自体はしやすいでしょうが、必死にならない可能性が高いので、能力を十分に発揮することができません。入学試験で言えば、もっと難しい学校まで合格可能なのにチャレンジしないという結果になりがちです。


これと似た状況は、目標達成が近づいた時に誰にでも起こる可能性があります。9割方ゴールに近づくと、ほっとして力を抜いてしまう人がいます。しかも、無意識に脳が力を緩めたりするのです。そうすると、最後の1割がなかなか埋まらなかったりします。競争だと、最後に逆転されてしまうことになります。


この問題に対する有効な対策は、目標を少しだけ高いところに設定しておくことです。目標まで9割というときには、実は本当の目的は達成されているようにするわけです。このテクニックがうまく行くかどうかは、少しだけ高く設定した目標を真の目標と思って取り組めるかどうかにかかっています。


 


勉強は知識を身につけて活用するためのものですから、どうしても「記憶すること」が重要になります。特に、難しい目標を達成するための勉強(たとえば受験勉強など)では、記憶するためのテクニック(記憶術)がものを言います。


ただ、記憶術にも色々な種類のものがあり、向き不向きがあります。数字や記号を覚えるのに適した方法(ごろあわせ)もあれば、論文試験用の記憶術もあります。


それでは、どんな記憶術が“使える”テクニックなのでしょうか?


藤本式記憶術によれば、少なくとも、(1)短時間で、(2)大量に覚えられて、(3)忘れにくい方法であることが必要だそうです。


個人的には、それに加えて、(4)覚える作業が楽で、(5)思い出しやすいことが大事だと思います。ちなみに、忘れにくいことと思い出しやすいことは別です。記憶していても思い出せないことはありますよね。


(1)~(5)の要素を考慮して、記憶術を選んでみてはどうでしょうか。

 


脳波と勉強は大いに関係があります。いろいろな精神状態には、それに対応した脳波が現れています。リラックスしている時にアルファ波が現れるのは有名ですが、この脳波は集中している時にも現れます。


リラックス ⇒ アルファ波
集中状態 ⇒ アルファ波


実は、この逆も成り立ちます。アルファ波が出るように誘導すると、リラックスしたり集中したりできるのです。つまり、勉強に集中している時にはアルファ波が出ているはずですが、逆に、音楽などでアルファ波が出るように誘導すると勉強に集中しやすくなるわけです。


よく、モーツァルトなどのクラシック音楽がアルファ波を出すのに利用されるようですが、勉強の場合にはあまり適していません。リラックスはできるでしょうが、音楽を聴くことに集中してしまいそうです。


それよりも、もっとダイレクトにアルファ波を出させる音源があります。それはバイノーラルビートとかヘミシンクと呼ばれるもので、左右の耳で聞く周波数を少しずらすテクニックを利用したものです。本格的なバイノーラルビート音源は有料で販売されていますが、ちょっと試してみたいのであれば無料の音源もネット上にいろいろありますので、調べてみてください。


 

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